
広島県北広島町役場は、同町の伝統芸能である「神楽」と「花田植」を核とした観光・関係人口拡大プロモーションを開始した。このプロモーションの一環として、6月7日(日)、ユネスコ無形文化遺産「壬生の花田植」の予約席付きバスツアーを初めて実施する。
平川哲弘氏のビジュアルと共に挑む観光促進
北広島町は、日本一に輝いた米をはじめ約20品種を育てる米どころである。この稲作文化に深く根差した伝統芸能が、初夏の農耕儀礼「花田植」と、秋の実りに感謝して神事の際に奉納される「神楽」だ。北広島町ではこの二つの伝統芸能の魅力を多くの人に伝え、地域経済の活性化と関係人口の拡大を目指すプロモーションを開始した。

プロモーションのメインビジュアルは、同町出身で「クローバー」や「ヒマワリ」で知られる漫画家・平川哲弘氏が描き下ろした。花田植の囃子手や早乙女、神楽の神や鬼が史実に忠実かつ鮮やかに描かれており、今後ホームページや幟等のツール、グッズなどに活用される。
「壬生の花田植」バスツアーは初の予約席付き

プロモーションでは、伝統芸能や北広島町の特産品を味わえるバスツアーを開発。中でも、6月7日(日)に開催される「壬生(みぶ)の花田植」では、初の試みとして、先着40名限定の予約席付のバスツアーを販売開始した。料金は大人(13才以上)が9,000円(税込)、こども(6才~12才・小学生)が6,300円(税込)。北広島町伝統芸能プロモーションサイトから5月29日(金)まで申込可能だ。
「壬生の花田植」は、田の神様を迎えて豊作を祈願する農耕儀礼で、その壮麗さは絵巻物のようだといわれる。日本の稲作文化を伝えるものとして高く評価され、2011年にはユネスコ無形文化遺産に登録された。

飾り牛の道行光景

北広島特産品コーナー
壬生の町全体がお祭りとなる当日には、北広島町内の伝承館、壬生商店街、花田植会場を巡るほか、メインイベントまでの「道行」と呼ばれる路上パフォーマンスや、地域ならではの特産品の購入や食事も楽しめる。
伝統芸能を未来へつなぐ
北広島町伝統芸能プロモーションサイトでは、「神楽の魅力」「花田植の魅力」「北広島町神楽公演案内」「鑑賞バスツアー案内」の情報を発信している。花田植の成り立ちや楽しみ方、神楽の歴史や演目に加え、町内63団体の神楽団の情報や動画も公開。公式Instagramとも連携し、最新情報を随時知ることができる。

さらに、同プロモーションでは、若者が伝統芸能に触れる機会の創出を目指し、「壬生の花田植」や「神楽競演大会」の企画・運営に参加する若者を町内外から広く募集している。参加の申込は、学生起業家・片桐萌絵氏が立ち上げた民俗芸能専門のコンサルティング会社「とらでぃっしゅ」のサイトで受け付けている。

お祭り好きな人は「渡衆」として募集されており、伝統芸能を一緒に盛り上げる仲間を求めている。
「壬生の花田植」の予約席付バスツアーに参加して、北広島町伝統芸能の魅力を現地で体感してみては。
■「壬生の花田植」バスツアー概要
開催日:6月7日(日)
募集人数:40名
最少催行人員:10名
「壬生の花田植」バスツアー詳細:https://kagura-hanataue.jp/tour-hanataue2026
北広島町伝統芸能プロモーションサイト:https://kagura-hanataue.jp
壬生の花田植・神楽大会参加申込先:https://matsuri-union.tradish.info/matsuri
※とらでぃっしゅ 広島のおまつりページ「神楽」または「花田植」で検索。
(Kanako Aida)